体操と聞いて皆さんは何を思い浮かべるでしょうか?今では色んな体操がテレビや書籍で紹介されています。
今回はラジオ体操についてかきたいと思います。私なんかは小学生、夏休みと思い出されるものでもありますが、年配の方がやっている時に膝が痛くなったと報告を受けた事があります。
健康のためにやっている体操で体を痛めるという本末転倒な事がないように、知識を持ってやりましょう。
実はハードな体操
腰を曲げる、跳ねる、腕を上げる・振る、などきっちりやるとラジオ体操というのはかなりハードなのがわかります。
そもそもラジオ体操が放送されたのは1951年で約70年前のこと。この年の平均寿命は、男性60.8歳、女性64.9歳だったそです。これがどういうことか?そもそもラジオ体操の中身は、60歳以上の人が毎日行うという前提では作られていないということですね。
もちろん食べ物なども違ったわけですから、今の方がより体重も多くなっているはずです。
そのような中でハードな体操をするのですから痛めるのは当然のように思います。ましてやラジオ体操の前に筋肉を十分にほぐしてからやるということも言われています。
若い方には準備体操のラジオ体操でも年配の方には、ラジオ体操前の準備体操が必要で、それくらいの負担がかかるのがラジオ体操なのです。
それでは具体的にどのように負担になるのでしょうか。
ここが負担になります
両足で跳ぶ運動
これはいわれるまでもなく膝を痛めます。最初は何となく痛いかな?というくらいでも続けてやるとだんだん痛くなります。 よく「歳のせいか」といわれて痛みを見過ごしてしまいがちなのですが、その地点で対処が必要です。
ちょっとでも痛み、違和感があるなら止めておきましょう。
体を前後に曲げる運動・体をねじる運動
これをやる注意なのが勢いをつけすぎないという事。腰を痛めます。これでぎっくり腰になったという方けっこういます。
これも痛みや違和感がある時は止めておくのがいいでしょう。
さいごに
ラジオ体操全般にいえるのですが(他の体操でも)、勢いにまかせて体を動かすのは筋肉に相当の負担がかかります。準備体操であるなら尚更です。
ご自身の体の状況を見極め、体にあった体操をする必要があります。体操をするという事はすごく良い事なので、せっかく動くなら本当に体に良いものをしましょう。
お近くで「体操してるけど、やってたら痛いわ」とか「痛いからもう止めた」とか言われてたらラジオ体操が原因かもですよ。しっかりアドバイスしてあげてください。
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