休みだ！森林浴に行こう！！その効果は！？

もうすぐで盆休みですね。旅行など出かけられる予定の方もおられるでしょうが、森林浴を計画してリラックスしてみては。 新緑のシーズンが一番いいのでしょうが、私は冬以外は行きます。

森林浴をすると、日々の疲れやストレスが解消されて本当に気持ちがいいものです。 何となく体にはいいものとは思っていましたが科学的にも証明されているものもあるようです。 そんな森林浴が体にいいわけとは？

森林浴とは

　

日光浴、海水浴などと同じように「浴」がつく事から健康増進をはかる言葉であることはわかります。自然の中に入り、見て、聴いて、嗅いで、触れる。五感で感じる。これが森林浴です。

　

私たちは誰に教えてもらうでもなく、森林などの自然を「癒されるもの」だと本能的に認識しています。森林で自然を五感で感じる事で、こころに癒しを得るのが森林浴の目的です。

現代周りを見渡してみても緑が少なく人工物が多いですよね。 便利な反面ストレスがかかるのも事実で、緑を見るとホッとするのもそういうことなのではないでしょうか。

ではリラックスするのにいい森林浴はなぜ体にいいものなのでしょうか。 具体的にみていきましょう。

森林浴の効果

　

フィトンチッド（嗅覚）

　　

森林の中に入ると、思わず深呼吸をしてたくさん空気を吸いたくなりますよね。森林に入ると独特の森のにおいが漂います。この匂いの正体が、フィトンチッドといわれる森林から発散されている成分です。

この匂いを嗅ぐと、精神が落ち着き、リラックスしてくると言われています。 確かにアロマでも森林の匂いは落ち着きますよね。

1/fゆらぎ（聴覚）

　

自然界には多くの「ゆらぎ」が溢れています。私たちの心臓の音、ろうそくの炎のゆれ、波の感覚、雨音…。 いずれも一定のようでいて、実は予測できない不規則なゆらぎがあり、独特の癒しのリズム、それが「1/fゆらぎ」です。

ヒーリングミュージックにも使われている、小川の音、小鳥のさえずりなど、自然の音というのは「癒し」を得られる音として知られています。 自然界が奏でる「音」にも、リラックス効果があるんですね。

緑色（視覚）

　

緑は「鎮静色」とも言われており、リラックス作用があり、穏やかな気持ちを与えます。 森林浴に出かけて緑に囲まれれば、それだけでリラックス効果が得られるという事です。

マイナスイオン

森の中はマイナスイオンに満ちていますので、 森林浴は精神的なリラックス効果が 得られると知られています。マイナスイオンは、自然が多い環境や森林に多く存在し、とくに水がぶつかり合うような滝や川の近くでは、マイナスイオンが発生しやすいと考えられています。

リラックス効果は抜群ですね。 ではこのような効果から体にどのような変化が起こるのでしょうか。

森林浴からくる体の変化

　　　

ストレスの軽減

森林浴をすることによりストレスホルモンの量が軽減される事がわかっています。ストレスホルモンが減ることは「緊張」「疲れ」などの状態を緩和させストレスを軽減させます。

副交感神経優位に

　　

ヒーリングミュージックを自宅で聞くだけでも緊張がほぐれて眠りやすくなります。アロマなどで自然の匂いを嗅ぐ事で、緊張をほぐしたり、不安を和らげたりといった作用も得られます。

血圧を低下させる

　　

副交感神経優位から交感神経活動への抑制を介して血圧降下効果に良い影響を与えることが明らかとなりました。 森林浴の健康増進と疾病予防効果が期待されます。

ナチュラルキラー（NK）細胞で免疫力アップ

　　

NK細胞はがん細胞をやっつけてくれ、またがん予防として大変注目されている細胞です。 その理由は、森林浴で深呼吸することによりフィトンチッドが血液内に吸収されNK細胞の数、NK細胞内の抗がんタンバク質が増加されることで免疫力が上がると大きな期待が出来るんですね。

NK活性の上昇において森林浴の持続効果が認められ、森林浴の１週間後においてもNK活性は45％高く、さらに１ヶ月後においても23％高かった。 と示されました。

さいごに

これらのことから森林浴は月に1度は行っておきたいですね。自宅近くにある緑の多い公園などでも日帰り森林浴を行うだけでもOKらしいですが、やはり車の音も聞こえないようなところの方がいいですよ。

リラックス効果以外にも免疫力までアップするのですから、これは行かない手はないですね。ストレスをため込んでいる現代人にはうってつけの健康法ではないでしょうか。ぜひ森林浴で健活をはじめてみては！