肩こりとは
頭部から肩、背中にかけての硬くなった感じ・重だるい・つっぱり感・痛みなど、感じ方には個人差があります。 長年、常に肩こりを感じている、パソコン・スマホを使用した時だけ肩こりを感じる、年に数回、重い時があるというように、その頻度も症状もまちまちです。
しかし、身近にある症状すぎて甘く見られがちですが、吐き気や頭痛などひどい慢性肩こりで悩んでいる方はとても多いです。また日本人独特のものと思われがちですが、欧米人は肩こりという表現がないだけで肩はこります。 当院は場所がら外国の方も来られるので、肩疲れたと言って来られます。
肩こりの原因
姿勢によるもの
長時間のデスクワークなどで肩こりが強まってしまうケースがあります。座り続けることで、特定の筋肉が収縮し続け姿勢を支える筋肉の働きが低下してしまい、頭部や腕を支える頚部の筋肉や背中に負担が生じます。 高い枕で寝る方もここに含まれます。
精神的な緊張によるもの
知らない道を車で走る、とても重要なプレゼン、苦手な人との会話など、精神的なストレスにより、体を緊張させる神経系の働きが優位になり、首・肩周辺や背中上部の筋肉が硬くなってしまうことがあります 就寝中に歯ぎしりなどで力が入っている方もここに含まれます。
内臓からくるもの
内臓と肩こりって?全く関係なさそうに感じると思いますが、これは何も肩こりだけではなく腰痛などにも言えることなのですが、関連痛といい内臓から神経を伝い皮膚や筋肉などに影響がでる内臓、体性反射といわれるものです。 肩こりなら肝臓や肺、胃なども関わってきます。
手、腕からくるもの
何か重い物を持ったり、デスクワークでキー操作やマウス操作で使う手、指の動作に負担をかけることがあります。 指や手腕は筋膜で繋がっていますので、負担をかけると肩に影響がでてきます。
眼精疲労によるもの
長時間のデスクワークでPCを長くしていると目からの不快感から、肩こりを起こす筋肉が緊張するように作用することがあり、肩こりや首スジの張りを生じるケースがあります。目を酷使する際に、精神的緊張が加わると自律神経系を乱すことにもつながり、肩こり悪化やストレスによる視力低下も招きやすくなります。
冷えによるもの
寒い場所にずっと居なくてはならない場合、体には自然と力が入り、毛細血管を収縮させ体温を逃がさないように反応します。オフィスではよく女性が悩んでいるのではないでしょうか。
寝具があっていない
あなたが今使っている枕やマットレスが原因の場合も!もちろん枕が高すぎるのはダメですが、マットレスも柔らかすぎるのはあまりよくないと思われます。基本ゴロゴロと寝返りがしやすい枕、マットレス選びが必要です。
枕はまずはタオルを使って自分にあった高さを把握してから枕選びをされては?。
身につけるものによるもの
日常的に身につけるカバンや時計、アクセサリー、下着などからも原因がきたりもします。ファッション性が高いものもいいですが、毎日のことなので、機能的な部分でこれらを身につけるのがいいかも。
外科的疾患
首の骨である頸椎の変形でおこる変形性頸椎症、頸椎と頸椎の間にあるクッションの役割をする椎間板が変形する事でおこる頸椎椎間板ヘルニアなどでもいわゆる肩こりの症状がでます。
その他内科的疾患など
高血圧症など循環器系の疾患でも肩こりの症状を引き起こします。
原因の見極め
首・肩周囲の筋肉がパンパンに張っていても肩こった事ないと言う方周りにおられないですか?
これはつまり筋肉の張り=痛みというわけではないのです。 肩がこるといっても肩ばっかり揉んでいても解決しないのです。 原因でも書きましたが指だったり腕だったり背中だったりストレスだったりするわけです。 自身の生活習慣・環境に原因は潜んでいるかもしれないので、見直すきっかけにしてほしいです。それが原因の見極めにもなるからです。
強圧マッサージは危険
揉んでもらう時に
- 強い方が体に効く
- 低刺激では物足らない
と思われてる方いないですか?これは危険です。体を傷めています。 どういう事かというと筋肉というのはたくさんの筋繊維の集合体からなります。 それらを外部圧力である強いマッサージをすると筋繊維が損傷してしまいます。 打撲と同じです。
それだけではなく人間には自然治癒力というものが備わっていますから、この損傷した筋はより刺激に強いようになろうとします。
刺激に強くなっているのでもっと強圧でしか効かなくなります。 そしてまた傷つけて・・・を繰り返します。ガッチガチの筋肉になります。 強くなっているといっても刺激に強くなってるだけの筋肉なんで、実用的ではありません。
筋肉はゴムのように伸びて縮んでが役割になります。輪ゴムのように大きく伸びれば 大きく縮むのが柔軟性のあるいい筋肉なのですが、 このように硬くなると柔軟性のないただの硬い筋肉です。これでは筋肉の役目は果たせません。
こういう事から強い刺激のマッサージはお薦めしません。
さいごに
今回は一般的な肩こりの原因をご紹介いたしましたが、その原因は人それぞれ。しっかりと原因を突き止め、生活習慣を改善しながら適切な施術を受けることが最も効果的な改善法といえます。肩こりを根本的に改善したいとお考えの方は是非ホリスティックラボにお越しください。
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