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健康グッズ(腰椎ベルト)の使い方を間違ってないですか?

2018.02.21

腰椎ベルト

腰椎ベルトは腰痛の人なら一度は使ったことがあるのではないでしょうか?代表的な腰痛グッズの一つでしょう。 腰痛ベルトがないと不安で手放せないという方もいるのではないでしょうか?

しかし、腰椎ベルトは腰痛を改善する効果もある一方、使い方を誤ると腰痛を悪化させてしまうリスクもはらんでいる、いわば諸刃の剣ともいえるでしょう。

当院に来られているお客様でも使い方が誤っている方もおられたので紹介したいと思います。

そもそも腰椎ベルトをすることで何に良いのでしょうか?

腰椎ベルトの役割

まず言っておかなくてはならないのが、腰椎ベルトは痛みの改善にはあまり効果は認められないという事です。なので痛いからだるいからといって、すぐ着けるようなものではありません。

むしろ腰痛による日常生活の制限を改善する効果を高めてくれるもです。 つまり、腰椎ベルトの役割とは、付けることによって日常生活の中で動ける範囲が拡がるということです。

腰痛を発症した時は、痛くて動けないですよね。動きたくないですよね。 少し前までは医師であっても安静を勧めるような慣習がありました。

しかし、最近では安静にすることは腰痛の改善を遅らせる要因であることが報告されています。安静にすることで、筋肉やその他の身体機能が落ちてしまうためです。

そのため腰椎ベルトは、生活動作の補助として使われるのが役割なのです。

次はよく聞く勘違いを紹介したいと思います。

腰椎ベルトの勘違い?間違い?

腰痛ベルトはあくまで腰痛のせいで動けなくなることを防ぐための道具であって、それ自体に治癒効果はないということです。

なので慢性の腰痛でずっと腰椎ベルトを巻いていても痛みの改善にはならないということです。

慢性的な腰痛を抱えている方は、コルセットがなかなか手放せないということもありますが、『コルセットがないと仕事ができない』というような依存的な考え方を改める必要があります。

よく腰椎ベルトは動きにくいから着けたくないです。と言われる事がありますが、当然ですよね。そもそも腰を動きやすくするために固定しているわけですから。

腰椎ベルトはいつつける?

基本的に腰に負担のかかる作業や運動をする時に着けます。 仕事中や運動中など、腰に負担がかかる運動や動作、長時間の立ち作業など、ご自身が腰に負担の大きいと考える作業ときは付けるようにし、日常生活の中で徐々に外す時間を作っていきましょう。そして、外す時間を長くしていきベルトのない生活を目指します。

間違ってもずっと着けておくものではないですよ。腰痛ベルトはインナーマッスルなどの腹筋の代わりや補助をしてくれるため、ずっと付けっ放しでいると腹筋を使わなくなり、弱くなってしまいます。インナーマッスルなどの腹筋は腰の骨を安定させるのに重要な働きをするため、この筋肉が弱くなると、腰痛が治りにくくなったり、再発しやすいカラダになってしまいます。

さいごに

決して腰椎ベルトが悪いのではなく、道具も正しい使い方をすれば効果を発揮します。間違えば腰椎ベルトのように筋肉が弱くなり結果腰痛をまた呼び込む事態となります。

腰椎ベルトをうまく使って、腰痛のない生活を目指しましょう。

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この記事の筆者

院長 堀川綱千

院長 堀川綱千

関西カイロ整体学院卒業後奈良・京都の整体院で10年間勤務し累計10,000人以上の身体を施術。日々研究を重ねることで痛みの原因を筋・筋膜、関節、内臓などから特定しアプローチする現在の施術法に至る。「痛みをあきらめない」「痛みの原因が見つかれば必ず良くなる」を信条に痛みの伴わない施術を心がけている。

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