私の院に来られる方で首が痛い、肩コリ、頭痛といった症状を訴えられる方の中に「ストレートネックです。」とご自身で言われる方が多いです。
テレビなどにも紹介され一般的に認知されているのと同時にスマホの普及によりかなり増えました。僕が現場に出た10年前よりかなり増えてる実感があります。
病名ではないですが立派な現代病ですね。
首を15度下に傾けるだけでも首には12㎏の負荷がかかるといいます。 45度なら実に22㎏です!!
これはすごい数字です。頭が約5㎏(ボーリングの玉くらい)あるので、長時間下向いてると負担が大きすぎます。 ですから電車とかで眠たくてカクンとなるのも首にものすごい負担なんです。 もちろんストレートネックになる原因はこれだけだはないですが、今回は原因として多いこのような姿勢不良からくるストレートネックについてお話します。
ストレートネックが引き起こす不具合
そもそもストレートがなぜダメなんでしょう。よく整体行った時に骨がずれてますねぇって言われるのに、まっすぐじゃダメなの?と思われる方もいるのでは?
いわゆる背骨はひとつひとつの骨が積み木の様に重なっていて腰部にあるから腰椎、胸部にあるから胸椎、頸部にあるから頸椎と言われます。順に5個,12個,7個あります。 このひとつひとつを見てずれているのを確認しているわけです。
そしてこの背骨は衝撃を吸収・分散させるため首は前に反り、背中は後ろに反り、腰は前に反るという様に横から見るとS字になっています。 これが猫背になり、長時間下をむいている事でカーブが失われストレートになるわけです。 衝撃を吸収・分散させるために反っているのが真っ直ぐになる事でそれが失われるわけですからずっと負担がかかる事になりますね。
ストレートネックに有効な日々のケア
これにはよくいわれるタオルを丸めて首枕にして仰向けに寝て首を伸ばすのはいいですね。 このまま寝るのではなく寝る前、起床時にやりましょう。
一緒に肩甲骨周りも伸ばしましょう。合掌のポーズから両肘をできるだけ上の位置で付け肩甲骨を広げるイメージで、それから手のひらを外側に向けながら上げる、そのまま肘を曲げ手のひらは外をむけたまま顔の横の位置にもってくる。この時肩甲骨を寄せるイメージで。
これを5回くらいゆっくりしましょう。他にもいっぱい肩甲骨ストレッチがありますが、どのように伸びているかイメージしながらするとより効果があがります。 ぜひやってください。
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